読むということと、将来の夢

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Books

 

読むということ

 

昔から、本屋さんをウロウロするのが好きだった。

本屋さんに行くと、何か新しいこと、楽しいことに出会える気がしてしまう。

 

そして、毎回必ず何か買ってしまう。

そして、未読の山が増える。

これを巷では、積読(つんどく)と言うらしい。

 

完全に読みきらない本もたくさんあるけど、私は複数の本を同時進行で、その日の気分によって選ぶ派だ。

 

ちなみに読むスピードは、人よりも遅いらしい。

 

私は、一文一文を味わって読みたい派だ。

漫画でも、各ページの絵とセリフを、時間をかけて、しっかりと味わいたい。

 

学生時代に留学していた時、語学学校の先生に聞かれて、印象的だった言葉がある。

 『必要な情報と、楽しみたい文章は、早く読む?ゆっくり読む?』

 

 私は、

「必要な情報は早く読み、楽しみたい文章は、ゆっくり読む」

と答えた。

 

先生は、

「私は、必要な情報はゆっくり読み、楽しみたい文章は早く読む」

と答えた。

 

先生に言われた言葉だったので、「私は間違ったことを答えてしまったのか」

と、その時は軽くショックを受けてしまった。

 

 今から考えれば、どちらが正しくて、どちらが間違っているという意図は、先生には無かったのだと思う。

 

ただ、読み方のスタイルが違っただけだ。

 

 

子供の頃の将来の夢 

 

そういえば、幼稚園の文集に書いてあった、「将来の夢は?」という質問に、なぜか私は、「ほんやさん」と書いていた。

 

私が本をよく読むようになったのは、大学生になってからだったので、なんで幼稚園の時に「本屋さんになりたい」と書いたのかは、もう思い出せない。

 

文集を見た時の感想は、「なんか可愛くない子供だな」だった。笑

 

幼稚園児の女の子が書く夢って、ケーキ屋さんとかじゃないの?って思った。

 

私は、女子女子したタイプではないのだけれど、小さい頃から、クールな子供だったことが、この文集からも伺える。

 

 

ちなみに、小学校6年生の時に書いた将来の夢は、翻訳家だった。

 作文に、この言葉を書くために、「翻」の字を調べたことを思い出した。

 

そして、通訳ではなく、翻訳家というところが、またポイントだ。

自分は、話すのが得意ではないということに、12歳の私は、既に気づいていたんだろう。

 

翻訳家になる夢は、大学時代、就職を意識するようになった時に、改めて真剣に考えたことがある。

色々と情報を集めた結果、分かったことが2つあった。

 

1つ目は、翻訳という仕事で、一人で食べていくのは難しそうということ。

2つ目は、翻訳家デビューするには、まだまだ語学力が足りないということ。

 

結果的に、大学卒業後に翻訳家になる道は一旦諦めて、10年後くらいにできればいいなぁという夢に変わった。

 

 

これからの将来の夢


社会人になってから、フランスに留学した。

その時に住んでいた街に、素敵な古本屋カフェがあった。

 

フランス文学の偉大な作家たちの作品や、絵本、学校のテキストなどが、ところ狭しと並べられていた。

 2階には、カフェスペースがあって、手作りケーキを食べることもできた。

 

クランベリーケーキと、マリアージュフレールティーポットに入った、マルコポーロの紅茶を頼むのが、私の定番だった。

 

あの古本屋カフェを思い出すと、「将来、あんな店をやれたら幸せだなぁ。」と、ぼんやり考えてしまう。

 

本が好きで、外国語が好き、カフェが好き。

 あの古本屋カフェには、私の好きなものが、全て集約されている。

 

自分で仕入れた輸入雑貨を、一画に置いても楽しいだろうな。

 

輸入の仕事経験はある。

あと必要なのは、バイヤーとしての経験か?

 

古本屋をするなら、本屋での経験も必要だな。

本屋でバイトでもするか?

 

カフェを併設するなら、カフェ店員としてのスキルも必要だな。

フランスで好きだった、パンを売ってもいいな。

クロワッサン、パンオショコラ、シューケット。

 

PAULでお茶したり、ANGELINAモンブランも素敵だった。

フランス生活は大変だったけど、今浮かんでくるのは、良い思い出ばかり。

思い出とは、美化されるものだな。笑

 

こうして考えてみると、自分の好きなこと、好きなものが、だんだんとクリアになってきた。

 

自分の人生も捨てたもんじゃないな。

歳をとったら、素敵な古本屋カフェを経営するのも、粋じゃないか。

 

カフェだけど、自分らしく、無理にお客さんと会話はしない。

お客さんは、各々好きな本を読みながら、お茶を飲んでくれればいい。

誰に気兼ねすることもなく、マイペースに過ごせる空間。

そんな場を作れたら、幸せだろうな。

 

な〜んて空想をしながら、そろそろ寝ることにしよう。

 

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